「完ミ」の完全ミルク育児。または「完母」の完全母乳育児。皆さんはどちらでしょうか。
今回は、私たち夫婦の「完ミ」と「完母」の考えについてお話しさせていただきます。
よろしくお願いします。
奥さんの決意と予期せぬトラブル
「完ミ」か「完母」か。夫婦であらかじめ話し合ったわけではありません。奥さんは「できるだけ母乳で育てたい」という希望だったからです。
私自身、どちらにもメリット・デメリットがあることは理解していました。
「完母」のメリットとデメリット
「完母」のメリットは、費用がかからず、夜間の授乳が楽なこと。デメリットは、母親に負担が集中し、飲んだミルクの量がわからず、栄養面で不安を感じる人もいることです。
「完ミ」のメリットとデメリット
「完ミ」のメリットは、パパや他の家族も授乳に参加できること。授乳量を把握しやすいこと。母乳トラブルがないことです。デメリットは、費用がかかり、荷物が多くなること、粉ミルクを作る手間がかかることなどが挙げられます。
そんなメリット・デメリットを理解しつつも、私は奥さんの希望通りになればいいと軽く考えていました。しかし、奥さんは「夫は真剣に考えていない」と感じていたかもしれません。
最近、奥さんは深夜の授乳がメンタル的にきついと教えてくれました。夜中の3時頃、奥さんがイライラしながら、泣きながら「痛い、痛い」と授乳をしている姿を見て、胸が痛みました。どうやら、おっぱいの調子が悪いようで、しこりができ、乳腺炎の疑いがあるようでした。乳腺炎の症状は、6月末から出始めていました。
産後ケアの費用と限界
どうにかならないかと、私たちは住んでいる川崎市の「産後ケア事業」を利用することにしました。この事業は、産後の心身の不調や育児不安を抱える母子を対象に、心身のケアや育児の支援を行うものです。宿泊型、日帰り型、訪問型といった種類があり、専門の助産師がケアや相談に乗ってくれます。
この残暑のなか、自動車がない我が家の移動手段は徒歩かバス、タクシーです。そのため、すべての産後ケアを訪問型で利用しました。訪問型では、助産師が自宅に来て、授乳指導や乳房ケア、赤ちゃんの体重測定や発育チェック、育児相談などをしてくれます。川崎市では、訪問型は1回90分程度で、利用の上限はお子さま一人につき、通算して7日(回)以内です。
利用料金は1回5,000円ですが、非課税世帯や生活保護世帯を除き、奥さん1人につき最大5回まで、利用料金から2,500円が減免されます。奥さんは1ヶ月で5回すべて使い切ってしまいました。そのため、6回目、7回目は減免がなく、基本料金の5,000円を支払っています。
また実家の静岡に帰省している際に3回使用しましたが、こちらは住んでいる地区村町ではないのですべて自費で支払いました。
川崎市:産後ケアのご案内
産後ケアのご案内出産後、育児等の支援が必要な方を対象に、産後ケア事業を実施します。
市の政策なので仕方ありませんが、もう少し国や市のサポートが手厚くなり、回数制限がなくなればいいのに、と感じています。皆さんもお住まいの地域で調べてみてください。
育児の決めごと、その大切さ
先日もブログに書いたように、断乳して不妊治療を再開する予定です。そのため、ミルクへ移行していきます。断乳のためにも、実費でも産後ケアを利用したいと思っています。
「ミルクはお金がかかるから、できるだけ母乳がいいよね」。そんな安易な考えでしたが、結局は母乳トラブルで産後ケアを利用したり、乳腺炎で病院に行ったりと、かえって費用がかかっているような気がします。
夫婦で育児をするにあたって、あらかじめ話し合って「決めごと」をしておくことの大切さを、改めて実感しました。
まとめ

今回のブログでは私たち夫婦の「完ミ」と「完母」の考えについてお話をさせていただきました。
育児は夫婦2人で協力してやるもの。母親だからとか母乳が出るからなどの理由で私たち夫が育児に参加しないのはおかしな話です。もっと考えて、進んで育児をしなければと実感しました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
引き続きよろしくお願いします。
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