【妊活9】夫婦で挑む不妊治療:喜びと感動、そして新たな命への道のり

【妊活9】夫婦で挑む不妊治療:喜びと感動、そして新たな命への道のり 不妊治療

今回は移植ついてについてお話ししたいと思います。

ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

奇跡の卵を信じて、夫婦で歩んだ日々

前回は採卵までお伝えしました。あとは願うだけ。採卵後についてお伝えします。

2024年8月8日

培養結果のアプリを開く瞬間、奥さんと私は祈るような気持ちでした。3つの卵子のうち、2つが無事に受精卵へと育ってくれました。一つは残念ながら受精には至らなかったけれど、この2つの命が私たちの希望の光でした。

受精卵のグレードについて

受精卵のグレードは、受精後の細胞分裂の様子やフラグメント(細胞の破片)の量などによって評価されます。グレードが良いほど、その後の成長や着床の可能性が高いとされています。私たちの2つの受精卵は、この段階で順調に育ってくれていたので、本当にホッとしました。

2024年8月15日

アプリに届いたのはさらなる朗報です。2つの受精卵は、拡張中胚盤胞という段階まで成長し、無事に凍結されたとのこと。しかも、どちらも最高ランクのグレードA。アプリでその文字を見た時、奥さんと二人で喜びを分かち合いました。

胚盤胞のグレードについて

胚盤胞は、受精から5〜6日ほど経った状態の受精卵で、将来赤ちゃんになる部分(内細胞塊)と胎盤になる部分(栄養外胚葉)に分かれています。この胚盤胞のグレードは、主に以下の3つの要素で評価されます。

  1. 成長の速さ(数字) 胚盤胞の大きさを表し、数字が大きいほど成長が進んでいます。
  2. 内細胞塊(将来赤ちゃんになる部分)の質(アルファベット) A、B、Cなどで評価され、Aが最も良い状態です。
  3. 栄養外胚葉(将来胎盤になる部分)の質(アルファベット) こちらもA、B、Cなどで評価され、Aが最も良い状態です。

私たちの場合は、2つとも「拡張中胚盤胞」という、移植に適した状態まで育ってくれただけでなく、内細胞塊も栄養外胚葉も最高の「A」評価でした。これは、赤ちゃんが育つ可能性が高いことを示しており、本当に嬉しい結果でした。

いよいよ移植へ!夫婦でつかむ小さな命

2024年8月23日

奥さんは生理3日目の受診へ。培養士さんからは、凍結した2つの卵子の中から、より良い状態のものを移植することになるとの説明がありました。どちらの卵子もグレードA。その中でも厳選された一つに、私たちの未来を託します。

2024年9月1日

私たちの期待はさらに高まります。奥さんの採血とエコーの結果から、明日あたりに排卵の予定とのこと。そして、いよいよ9月7日が移植日に決定。その日の夜18時には、奥さんが点鼻薬を使う時間です。私も、採卵時の血液検査のために病院を受診する必要がありました。夫婦二人三脚で、この小さな命を迎え入れる準備を進めていきます。

待ち望んだ移植の日、そして感動の瞬間

2024年9月7日

移植の日。病院での血液検査の後、医師から告げられたのは、「一つ目の卵の方が、ほんの少しだけグレードが良いのでそちらを移植しましょう」という言葉でした。そして、過去に移植がうまくいかなかった場合に選択肢となる「ヒアルロン酸の何か」についても説明を受け、私たちは迷わずお願いすることに。拡張中胚盤胞を融解すると孵化胚盤胞になるんですね。こうして、私たちの希望を乗せた卵子は、奥さんのお腹へと帰っていきました。移植後には、奥さんにフロモックスとデュファストンという薬が処方されました。

陽性の判定!喜びと感謝があふれた日

2024年9月14日

移植から一週間後、ついに妊娠判定日がやってきました。血液検査の結果、HCGの値は132.2担当医からは「100を超えているので、かなり良い数字ですよ」と言われ、胸をなでおろしました。50を超えていることが絶対条件とのことだったので、この数字は本当に嬉しかったです。次回の診察で、赤ちゃんの袋である胎嚢が確認できると聞いて、早くその日が来ないかと待ち遠しくなりました。

新たな命の息吹、そして喜びの卒業へ

2024年9月24日

胎嚢確認の日。奥さんのお腹の中で、9ミリの胎嚢が確認できました。この時期は1センチほどが目安だと聞いていたので、順調に育ってくれていることに感謝しかありません。胎嚢の中に卵黄嚢が見えることも大事だそうで、それもちゃんと確認できました。診察中、一瞬「もう一つ胎嚢のようなものが見えるけど、おそらく血豆かな?」と医師が言った時には、思わず「双子!?」と期待してしまいましたが、残念ながらそれは違ったようです(笑)。胎嚢の形も少し細いようでしたが、先生からは「大丈夫、様子見で」と心強い言葉をもらいました。

2024年10月7日

いよいよ心拍確認。小さな心臓が力強く動いているのを見た時は、本当に感動しました。奥歯が激痛になったり、飲んでいい薬や歯の治療について相談したりと、いろいろなことがありましたが、赤ちゃんは7週0日で順調に育ってくれています。

2024年10月21日

9週0日迎えたこの日、心拍、赤ちゃんの大きさ、頭の位置、へその緒まで確認でき、すべてが順調とのこと。この日をもって、私たちは不妊治療専門医B病院を卒業することになりました。

医療費の詳細

下記が7月、8月の採卵のため通院した医療費明細です。

合計7回通院しました。かかった医療費は、合計で175,640円

日時受診者受診内容・検査結果検査項目・備考通院料(薬代込み)
2024年8月23日血液検査移植周期108,810円
2024年9月1日血液検査、超音波エコー4,650円
2024年9月7日血液検査移植日45,150円
2024年9月14日妻・夫血液検査妊娠判定日1,730円
2024年9月24日胎嚢確認4,000円(自費)
2024年10月7日心拍確認4,000円(自費)
2024年10月21日妊婦健診7,300円(自費)

まとめ

今回のブログでは植についてをお話をさせていただきました。

ここまで、本当にたくさんの不安と期待、そして喜びを経験しました。不妊治療は決して簡単な道のりではありませんが、夫婦で支え合い、一つ一つのステップを乗り越えてきました。そして今、私たちのお腹には、確かに新しい命が宿っています。出産予定日は2025年5月26日。夫婦で力を合わせ、この小さな命を大切に育んでいきたいと思います。

次回のブログでは、産婦人科へ転院ついてお話しする前に

不妊治療に関してまとめてをお伝えできればと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

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