今回は稽留流産が確定した後の治療の道のり、そして私と奥さんがどのようにその悲しみに向き合ったのか
についてお話ししたいと思います。
ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
稽留流産と向き合う
私自身も悲しみに沈みましたが、それ以上に奥さんのことが心配でたまりませんでした。流産という結果になったとはいえ、奥さんのお腹にはまだ私たちの子どもがいる。その事実が、私の心を締めつけました。
稽留流産
稽留流産とは、赤ちゃんが亡くなっているにもかかわらず流産が進行せず子宮内に留まってしまう状態を指します。自覚症状が少ないことも多く、妻も突然のことに大きなショックを受けていました。私自身も、言葉にできないほどの悲しみと喪失感に襲われ、ただ呆然とするしかありませんでした。
2024年1月4日
奥さんは紹介されたE病院へ一人で向かいました。B病院は不妊治療専門医なので他の病院での診察・治療が必要です。初診では、エコーで子宮の状態を確認。今後の処置、つまり手術についての詳しい説明を受け、血液検査を行ったそうです。奥さんからの報告を聞きながら、私も不安で胸が締め付けられる思いでした。
2024年1月9日
奥さんから連絡を受けました。 突然の腹痛と、これまでにない多量の出血に見舞われたというのです。急いでE病院に駆け込んだ奥さんは、医師から「手術日までに自然排出してしまうかもしれない」と告げられたそうです。自然排出は、子宮内に留まっていた内容物が体の外へ排出される現象で、流産と診断された後、この選択肢を選ぶケースもあります。出血量や痛みの程度は個人差が大きく、予測が難しい側面もあります。奥さんの苦しみを想像すると、ただ見守ることしかできない自分の無力さを感じずにはいられませんでした。私たち夫婦にとって、この出来事は肉体的な痛みだけでなく、精神的にも大きな負担となりました。
2024年1月10日
奥さんからの連絡で、腹痛と出血が落ち着いたことを知りました。 そして、驚くべきことに、子宮内に残っていたものが自然に排出されたとのこと。排出されたものは病理検査に提出され、後日その結果を聞くことになりました。この自然排出によって、子宮内がきれいになったと判断され、当初予定されていた手術は不要になったのです。手術という心身への負担を避けられたことは、本当に幸運だったと感じています。医師からは、2週間後に再診するよう指示があったそうです。
2024年1月24日
運命の2週間後、再診日です。結果は、子宮内が引き続ききれいな状態であること、そして再手術の必要がないこと。 さらに、内膜の厚さも正常な状態に戻っており、両方の卵巣にも腫れなどの異常が見られないとのことでした。これでE病院での通院はひとまず終了。私たちは心から安堵し、二人でこの報告を喜びました。失われた命への悲しみは消えることはありませんが、身体の回復は確実であるという事実に、かすかな希望を見出すことができました。
医療費の詳細
下記が1月に稽留流産後、E病院に通院した医療費明細です。手術はしていないので思ったほど費用はかかりませんでした。
合計4回通院しました。かかった医療費は、合計で8,960円。
日時 | 受診者 | 受診内容・検査結果 | 検査項目・備考 | 通院料(薬代込み) |
---|---|---|---|---|
2024年1月4日 | 妻 | エコー、手術の説明、血液検査 | 初診 | 3,580円 |
2024年1月9日 | 妻 | 多量出血のため急遽受診 | 自然排出の可能性ありと診断 | 1,650円 |
2024年1月10日 | 妻 | 超音波エコー | 子宮内きれいなので手術なし | 3,350円 |
2024年1月24日 | 妻 | 超音波エコー | 子宮内きれいなので再手術なし | 380円 |
まとめ

今回のブログでは稽留流産が確定した後の治療の道のり、そして私と奥さんがどのようにその悲しみに向き合ったのかをお話をさせていただきました。
次回のブログでは、流産の後、治療再開ついてお話しできればと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。
コメント