【妊活③】奥さんの休職と自然妊娠への憧れ

妊活中の私たち夫婦に訪れた試練と、自然妊娠への強い願い。心と体の回復、そして理想の病院を求めて歩んだ道のりをご紹介します。

今回は不妊治療専門医であるB病院に転院してからのことについてです。

この記事では3つのパートに分けて解説しています。ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

  1. 予期せぬ道のり:不妊治療の始まりと突然の休止
  2. 回復の兆しと、譲れない「自然妊娠」への想い
  3. 迷いと転機:理想の病院を求めて

予期せぬ道のり:不妊治療の始まりと突然の休止

2022年10月初旬

私たちは新しい人生の扉を開こうとしていました。それは、不妊治療専門医であるB病院での初めての診察です。漠然とした不安と、小さな希望を胸に、私たちは足を踏み入れました。問診から始まり、エコー検査、そして血液検査。これらの検査は、私たちの体に何が起こっているのかを知るための第一歩でした。結果が出るのは1週間後。その短い期間が、なぜかとても長く感じられました。

しかし、そのわずか1週間後、事態は思わぬ方向へと転がります。奥さんが体調を崩してしまったのです。妊活のプレッシャーは、私たちが想像していた以上に大きかったのかもしれません。それに加えて、仕事での過労が重なり、奥さんは軽度のうつ症状を発症してしまいました。心身ともに疲弊しきった奥さんの姿を見て、私たちは妊活どころではないと感じました。

2022年10月中旬

奥さんは仕事を休職することになります。

未来への期待に満ちたはずの時期が、一転して先の見えないトンネルへと変わったような感覚でした。そして、間もなく血液検査の結果が出ました。そこで判明したのは、奥さんの風疹抗体価が低いということ。風疹の抗体が低いまま妊娠すると、おなかの赤ちゃんに影響が出る可能性があると医師から説明を受けました。そのため、ワクチン接種後2ヶ月間は妊娠を避ける必要があるとのこと。この知らせは、私たちにとって二重のショックでした。妊活を一時的に休止し、まずは奥さんの体調回復と、風疹の予防接種に専念することになったのです。

2022年11月

奥さんは風疹ワクチンを接種しました。

この瞬間から、私たちの妊活は予期せぬ「お休み期間」へと突入します。焦りや不安がないわけではありませんでしたが、奥さんの心身の健康が何よりも大切だと、夫婦で確認し合いました。結果的に、この休止期間は翌年3月まで続き、私たちは4ヶ月間、通院することなく、お互いを支え合いながら過ごしました。

回復の兆しと、譲れない「自然妊娠」への想い

2023年2月

長い休止期間を経て、奥さんの精神状態が少しずつ改善してきました。排卵するようにもなり、体調も回復傾向に向かっていることが実感できるようになりました。とはいえ、仕事はまだ休職中です。ゆっくりと、しかし着実に前向きな気持ちを取り戻していく奥さんの姿に、私自身も安堵と希望を感じていました。

この休止期間は、私たち夫婦にとって、今後の妊活について深く話し合う貴重な時間となりました。不妊治療の選択肢は多岐にわたりますが、私たちは話し合いを重ねる中で、やはり「自然妊娠」への強い憧れを捨てきれないという共通の思いにたどり着きました。高度な医療技術に頼る前に、まずは自然な形で授かりたい。そんな純粋な願いが、私たちの中にはっきりと存在していることを再認識したのです。

2023年3月

約4ヶ月の休止期間は、私たち夫婦にとって、今後の妊活について深く話し合う貴重な時間となりました。不妊治療の選択肢は多岐にわたりますが、私たちは話し合いを重ねる中で、やはり「自然妊娠」への強い憧れを捨てきれないという共通の思いにたどり着きました。高度な医療技術に頼る前に、まずは自然な形で授かりたい。そんな純粋な願いが、私たちの中にはっきりと存在していることを再認識したのです。最初のB病院での治療を一旦先延ばしにし、私たちは一度立ち止まって考えました。治療方針に納得でき、私たちの「自然妊娠」への思いに寄り添ってくれる医師との出会いを求めて、病院を変えることを決意したのです。

この決断は、決して簡単なものではありませんでした。しかし、納得できないまま治療を進めることは、私たちにとって精神的な負担が大きいと感じていました。様々な情報を集め、熟考を重ねた結果、私たちは不妊治療専門医ではなく、一般的な産婦人科でありながら妊活にも力を入れていると評判のC病院に注目しました。そして私たちはC病院へと初めての診察に向かいました。新たな場所で、私たちの願いが叶うかもしれないという期待が膨らんでいたことを覚えています。

迷いと転機:理想の病院を求めて

2023年4月

私たちはC病院での妊活を再開しました。最初の数回の通院では、新たな環境で心機一転、前向きに取り組んでいこうと決めていました。しかし、通院回数を重ねるごとに、少しずつ治療方針への不満が募り始めます。

C病院は、タイミング法において、排卵誘発の注射などをあまり使用しない方針でした。これは、できるだけ体に負担をかけず、自然に近い形での妊娠を目指したいという私たちの考えに合致する部分でもありました。そのため、当初はこの方針を良い点だと捉えていました。しかし、それ以外の検査や、具体的な治療計画については、私たちの期待とは少し異なっていました。より詳しく体の状態を把握するための検査や、それに基づいたきめ細やかなアプローチが、ここではあまり積極的に行われないように感じられたのです。

私たちは、自分たちの体の状態を多角的に理解し、その上で最適な治療を進めていきたいと考えていました。しかし、C病院での治療は、どこか一般的な範囲に留まっているような印象を受けました。このまま通院を続けていても、本当に私たちの望む結果に繋がるのだろうかという疑問が、次第に大きくなっていきます。最終的に、私たちは6回の通院を経て、C病院からの転院を決意しました。

2023年5月

妊活の道のりは、思った以上に複雑で、私たち自身の決断が求められる場面が多いことを痛感しました。ゴールデンウィークは実家への帰省や次に進むべき新たな病院を探すことに時間を費やしたため、通院歴はありません。この期間は、私たち夫婦にとって、これまでの経験を振り返り、今後の妊活について再度深く考える時間となりました。

理想の治療方針と、私たちの心に寄り添ってくれる医師との出会いを求めて、私たちは再び、終わりなき旅に出たような気持ちです。しかし、諦めることなく、納得のいく治療と、夫婦二人で歩む妊活の道のりを信じて、私たちは前向きに進み続けています。

医療費の詳細

下記が10月から4月までの約7ヶ月にわたりB病院とC病院へ通院した際の医療費明細です。

一時妊活休止した期間もあり3ヶ月間は通院していないです。(12月、1月、2月)

合計9回通院しました。かかった医療費は、合計で39,657円

日時受診者受診内容・検査結果検査項目通院料(薬代込み)
2022年10月6日問診、エコー、血液検査B病院初診16,987円
2022年10月23日妻・夫結果説明を聞きに行く530円
2022年11月1日妻・夫風疹のワクチン接種
2023年3月7日問診、エコー、血液検査C病院初診15,000円
2023年3月14日エコー1,650円
2023年3月22日エコー1,650円
2023年4月7日エコー380円
2023年4月14日エコー1,810円
2023年4月21日エコー1,650円

まとめ

今回のブログでは不妊治療専門医であるB病院に転院してからのことを3つのパートに分けてお話をさせていただきました。

  1. 予期せぬ道のり:不妊治療の始まりと突然の休止
  2. 回復の兆しと、譲れない「自然妊娠」への想い
  3. 迷いと転機:理想の病院を求めて

また妻の休職と自然妊娠への憧れについて、じっくりお話しさせていただきました。

次回のブログでは、D病院での受診内容やその後の私たちの妊活についてお話しできればと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

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