【妊活①】妊活スタート!〜タイミング法を試す日々

今回のブログでは、私たち夫婦が妊活をスタートしたときのこと。そしてそれに関わる行動や決断についてお話しさせていただきます。

妊活と一言で言っても、そのプロセスは多岐にわたります。私たちはこれまで、夫婦でたくさんの話し合いを重ね、様々な情報を集め、熟考の末、具体的な行動や決断を下してきました。

本ブログでは、全何回かにわたり、私たちの妊活における記録を綴っていきます。初回となる今回は、妊活開始に至るまでの経緯や、私たちの最初の行動について詳しくお話しさせていただきます。同じように妊活をされている方、これから考えている方の参考になれば幸いです。

最後まで読んでみてください。

はじめに

2020年2月、私たちは夫婦になりました。まずは新婚旅行を楽しもうと、同年12月には宮古島へ。そして2021年5月、結婚式を挙げ、幸せな日々を送っていました。

結婚当初から、将来は子どもが欲しいねと奥さんと話していましたが、結婚式という大きなイベントを終え、いよいよ具体的なステップを考える時期になったと感じていました。奥さんも「すぐにでも赤ちゃんが欲しい」という気持ちを強く持つようになり、私もその思いに応えたいと自然に思うようになりました。

私たちは共働きなので、まずは仕事と妊活を両立しながら、自然な形で授かれるよう、タイミング法を試すことにしました。日々の生活の中で、奥さんの排卵日を意識し、夫婦の時間を大切にする。特別なことではないけれど、子どもを授かるための大切なステップだと感じていました。しかし、月日が経っても、なかなか嬉しい知らせは届きません。奥さんは次第に不安そうな表情を見せるようになり、私も「どうすればいいのだろう」と悩むことが増えました。夫婦で話し合い、共働きを続けながら妊活を本格的に考える時期が来たのだと決意しました。

妊活スタートから治療まで3つに分けて説明させていただきます。以下の通りです。

  1. 基礎体温の乱れと近所の病院受診への決断
  2. 不妊治療の始まり、プロラクチンと排卵誘発の日々
  3. 焦りと不安の中で見つける希望、そして新たな選択

#01:基礎体温の乱れと近所の病院受診への決断

2021年9月

奥さんは基礎体温を測り始めました。毎朝、仕事へ行く前に体温計と向き合う彼女の姿を見ていると、その真剣さが伝わってきました。私も、朝食の準備を手伝うなど、できる限りのサポートを心がけました。しかし、しばらくすると、奥さんから「基礎体温がガタガタで、排卵日もよく分からない」という不安げな報告がありました。ネットで調べると、基礎体温は高温期と低温期に分かれるのが理想的だと書いてあるらしく、奥さんのグラフはそれとはかけ離れていたようです。「これじゃあ、いつがタイミングなのか分からないね」と、二人で顔を見合わせました。

2022年1月

ついに私たちは、近所のA病院を受診することを決めました。仕事の合間を縫っての通院は簡単ではありません。できるだけ通いやすい場所がいいと考え、自宅から近いA病院を選んだのです。A病院のドアをくぐる時、奥さんは少し緊張しているようでしたが、私も同じ気持ちでした。医師からの問診の後、奥さんはエコー検査血液検査を受けました。結果は、やはり基礎体温のグラフに高低差がなく、排卵が起きていない可能性が高いとのことでした。奥さんはショックを受けているようでしたが、私は「原因が分かったのだから、これから前に進める」と前向きに捉えようと努めました。

#02:不妊治療の始まり、プロラクチンと排卵誘発の日々

2022年2月

再び近所のA病院へ。追加のエコーと血液検査の結果、奥さんのプロラクチンの値がほんの少し高いと診断されました。プロラクチンは、乳汁の分泌に関わるホルモンで、これが高すぎると排卵を妨げることがあると説明を受けました。原因が特定できたことに安堵する一方で、奥さんに薬が処方されることに少し抵抗を感じました。しかし、これは赤ちゃんを授かるための大切な治療なのだと、自分に言い聞かせました。

2022年3月

その薬の副作用で、奥さんは激しい腹痛に襲われました。「お腹が痛い…」とうずくまる奥さんの姿は、見ているのが辛かったです。便秘薬も処方され、肉体的にも精神的にも負担がかかっているのが見て取れました。仕事中に何度も連絡を取り合い、体調を気遣う日々でした。エコー検査の結果、やはり自力での排卵は難しいという判断が下され、排卵誘発のためのHCG注射が始まることになりました。HCG注射は、排卵を促すためのホルモン注射です。プロラクチンを抑える薬も継続し、今後はエコーで排卵がきちんと起きているかを確認していくという説明を受けました。注射を打つ奥さんの腕を見るたび、代わってあげたい気持ちでいっぱいでした。

#03:焦りと不安の中で見つける希望、そして新たな選択

その後も、私たちの近所のA病院への通院は続きました。毎週のように、仕事の合間や休暇を利用して病院へ足を運び、注射を打ち、エコーで卵胞の育ち具合を確認する日々。排卵誘発剤で卵胞は育つものの、なかなか理想的な形で排卵まで至りません。そのたびに、奥さんは深くため息をつき、私も「今回はダメだったか…」と落胆しました。

2022年4月

夫婦で新型コロナウイルスに感染するという予期せぬ出来事もありました。体調が優れないだけでなく、治療も一時中断せざるを得ず、共働きでの妊活の難しさを改めて感じ、焦りはさらに募っていきました。2021年の秋から2022年の夏にかけて、「排卵したかな?」「病院に行かなきゃ」「タイミング法を頑張ろう」という言葉が、私たちの日常会話の中心になっていました。

友人夫婦の妊娠報告を聞くたびに、嬉しい反面、どうして私たちにはできないのだろうという不安が押し寄せてきました。心ない言葉をかけられたわけではありませんが、授からないことへの焦りや不安が、少しずつ私たちの心を支配し始めていました。先の見えない治療に、時折奥さんが涙を流すこともありましたが、どんな時も二人で乗り越えていこうと強く誓いました。共働きでの妊活は、想像以上に大変なことだと痛感しています。それでも、この経験を通して、夫婦の絆はより一層深まったように感じています。

医療費の詳細

下記が1月から4月までの4ヶ月にわたりA病院へ通院した際の医療費明細です。仕事の合間や休日を利用し、排卵のタイミングに合わせて合計10回通院しました。

日時受診者受診内容・検査結果検査項目通院料(薬代込み)
2021年9月妊活開始 基礎体温測り始める 通院歴なし
2022年1月27日基礎体温がガタガタ 排卵日掴めず通院開始
エコー、血液検査結果待ち、基礎体温高低差なし排卵してない
血液検査
2022年2月3日エコー、検査結果(プロラクチンの値ほんの少し高め)薬処方6,584円
2022年2月7日エコー3,000円
2022年2月10日エコー、プロラクチンの薬の副作用により激痛の腹痛に襲われる 便秘薬処方される3,142円
2022年3月10日エコー、自力で排卵難しい判断から排卵誘発の注射(HCG)、プロラクチン薬処方7,892円
2022年3月14日エコーで排卵したかどうかチェック3,142円
2022年3月28日エコー600円
2022年4月1日妻・夫卵管検査(激痛で体調不良なる)、精液検査 異常なし卵管検査
精液検査
13,612円
2022年4月4日エコー、排卵誘発注射6,672円
2022年4月8日エコー 排卵したかどうか3,122円

まとめ

今回のブログでは妊活開始に至るまでの経緯や、私たちの最初の行動について説明をさせていただきました。

2022年1月から通院し始めて、正直、夫婦ともに少しずつメンタルがやられてきました。終わりが見えないような不安や焦り、そして毎回の診察でのエコーや排卵誘発注射など、心にのしかかるものが想像以上に大きかったんです。

そして、費用も現実を突きつけます。これまでにかかった医療費は、合計で47,768円。もちろん、授かるための費用だと頭では理解していても、毎月この金額が家計から出ていくのは、正直なところ大きな負担です。

次回のブログでは、このA病院での治療を経て私たちは、不妊治療専門の西新宿にあるB病院へ転院することにした経緯をお話ししたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

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