今回は育児休暇中に起きた「突然の出来事」についてお話ししたいと思います。
ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
突然の帰省宣言
娘が生まれてもう少しで2ヶ月。里帰り出産をしたので自宅に戻ってきたのが先月末でした。3週間ほど経った頃、奥さんが突然「実家に帰りたい」と言い出しました。その言葉を聞いた瞬間、私の魂が抜けるようでした。
いくつかの原因
まず、母乳かミルクかの問題です。夫婦で話し合い、赤ちゃんの免疫力向上や経済的な負担を考慮して、できる限り母乳で育てる「完母(完全母乳)」を目指すことにしました。完母は赤ちゃんを母乳だけで育てる方法で、免疫力アップや奥さんの産後の回復にも良いとされています。
しかし、完母にはデメリットもあります。一番のネックは、授乳回数が多く、それに伴う寝不足です。最初の頃、ミルクをあげていた時は1日7、8回程度だった授乳が、完母にしてからは平均14回にも増え、奥さんの負担は大きく増しました。2、3時間おきに授乳が必要になり、授乳しないと胸が張ることも多くそれがさらなる問題でした。奥さんは慢性的な睡眠不足に陥ってしまいました。母乳育児は奥さんしか授乳できないため、赤ちゃんを他の人に預けて奥さんがゆっくり休むことも難しくこの寝不足が奥さんの体調に大きな影響を与えていました。
母乳の出方や赤ちゃんの飲み方によっては、母乳とミルクを併用する「混合育児」を選択する家庭も多く、どちらが良いというものではありません。私たちの場合は、完母を目指しましたが、ケアのために助産師さんに訪問ケアをお願いし、進めていきました。
私たちがお願いした助産師さんは1回の訪問に5000円でした。私たちの区では助産師による母乳ケアが5回までの補助があり、区の補助を使っても自己負担は2500円かかります。しかし、わずか3週間で区の補助5回分を使い切ってしまう事態になりました。
ちなみに、奥さんの地元では母乳ケアの費用が神奈川県よりも安かったそうです。「産後ケア事業」は自治体によって回数や金額が異なり、地域差が大きいことがわかります。
次は母乳トラブルです。奥さんが乳腺炎になってしまいました。乳房の痛みや腫れだけでなく、熱感や硬結も現れ、病院を受診すると発熱する一歩手前の状態でした。全身のだるさもあり、風邪のような症状に苦しんでいました。薬でなんとか乗り切りましたがこの母乳トラブルによって夫婦ともに疲弊し奥さんのメンタルはボロボロになってしまいました。
見かねた奥さんの家族が今週末に駆けつけてくれるのですが、その流れで奥さんは実家に帰ることに。私のフォローが足りなかったことや、ちょうど試験勉強中で育児に積極的に参加できなかったことも、奥さんが実家に戻りたいと思った原因でした。
突然の帰省と、これからの2週間
2週間は帰省したいと告げられたのは、なんと帰省するたった2日前でした。せっかく育児休暇を取っているのに何もできなかったこと、そして自分のことで精一杯になってしまっていたことに、私は大きな後悔を感じました。
しかし、奥さんは「2週間離れている間に、しっかり試験勉強をして、戻ってきたら育児をすれば大丈夫」と、私を気遣う言葉をかけてくれました。奥さんと離れるのは寂しいですが、この2週間を実りのある期間にしていきたい。そう強く心に誓いました。
まとめ

今回のブログでは育児休暇中に起きた「突然の出来事」についてお話をさせていただきました。
試験勉強をしっかりこなして奥さんと娘が戻ってきても支えられるように頑張っていきたいと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。
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