奥さんと娘が実家に帰省、静かな家で気づく大切なこと

今回は奥さんと娘が実家に帰省することについてお話ししたいと思います。

ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

帰省当日

朝7時半、目覚ましのアラームが鳴るよりも早く、私は目を覚ましました。枕元から聞こえる、奥さんと生後1ヶ月半の娘の小さな声。今日は二人が実家に帰省する日、その事実が胸の奥にじんわりと広がり、目覚めと共に微かな寂しさが心をよぎりました。

昨晩も授乳で何度か目を覚ましていた奥さんが、娘に優しく語りかけているのが聞こえます。娘もそれに答えるかのように、「あー」「うー」と可愛い声を出しているのでしょう。普段なら、その穏やかな声に私も安らぎを感じるのですが、今日はどこか胸が締め付けられるような感覚がありました。寝室の窓から差し込む朝日は、いつもと変わらず部屋を明るく照らしていますが、その光景も、どこか寂しげに見えてしまうのは、きっと私の気持ちのせいでしょう。

リビングへ向かうと既に二人の帰省準備は着々と進んでいます。大きなボストンバッグが床に置かれ、娘の肌着やおくるみ哺乳瓶などが詰め込まれた小さなベビー用品のバッグも、出発を待つかのように隅に置かれていました。その荷物の多さを見るにつけ、改めて二人がしばらくいないのだという現実を突きつけられます。生後間もない娘を連れての長距離移動は、奥さんにとっても大変なこと。少しでも負担を減らせるように、と改めて思いました。

選挙と朝の散歩

その後、奥さんと娘と一緒に、私は近所の小学校へ向かいました。今日は選挙の日。まだ日が高くなる前、涼しい朝の空気の中をベビーカーを押しながら歩くのは心地よかったです。奥さんと娘と三人で選挙に行く、そしてベビーカーを押しながら投票所へ向かうという経験はこれまでなかったので、なんだか新鮮な気持ちでした。

小学校の校門をくぐると、体育館へと続く道には、すでに数組の人が投票を終えて戻ってくるところでした。朝早い時間だというのに、市民の皆さんの意識の高さがうかがえます。体育館の入り口には「投票所」と書かれた案内板が掲げられ、誘導員の指示に従って中に入りました。

投票所の中は思ったよりも静かで厳粛な雰囲気でした。受付で本人確認を済ませ、投票用紙を受け取ります。奥さんがベビーカーに乗せた娘のそばで見守っている間、私は記載台に向かい候補者の一覧を眺めて投票しました。

投票を終えて小学校から出ると先ほどよりも日差しが強くなり始めていましたが、青空はどこまでも高く澄み切っていました。爽やかな朝の空気を胸いっぱいに吸い込み、奥さんと娘と三人で自宅へと続く道を歩き始めました。

静かになった家と心境の変化

自宅に戻ると、間もなく静岡の実家からお母さんと妹が奥さんと娘を迎えに来てくれました。連休の中日にもかかわらず、東名高速道路は目立った渋滞もなく約3時間程度で到着したとのこと。リビングには久しぶりの再会を喜ぶ声が響き渡り、一気に賑やかになりました。川崎の自宅で5人揃って囲む昼食は、奥さんに抱かれてすやすや眠る娘の寝顔を囲んで、会話も弾み、本当に楽しい時間でした。娘は、お母さんと叔母さんにも優しく抱っこされ、安らかな寝顔を見せていました。その寝顔を見ていると、私の心も自然と温かくなります。奥さんもお母さんと妹に再会してほっとした様子が伺えます。

お昼をゆっくりと過ごし、道路が混み始める前に出発するということに。いよいよお別れの時が迫ってきました。玄関に運び出されたたくさんの荷物を見るたびに、胸の奥からこみ上げる寂しさが、私の気持ちを少しずつ沈ませていきます。娘の小さな肌着やおもちゃ、奥さんの大きな旅行バッグ。それらが車に積み込まれていくのを見ていると、二人がしばらくいないのだという現実が改めて重くのしかかりました。

そして、いよいよ出発。私は手を振って見送りました。二週間ほど離れて暮らすことになります。見送りを終え、自宅に戻ると先ほどまで賑やかだった部屋は、まるで時間が止まったかのように静まり返っていました。その静けさが、一層の寂しさを募らせます。ほっとした気持ちよりも、ぽっかりと空いた穴のような寂しさで心が満たされていました。

まとめ

人は失って初めてその大切さに気づくという表現が正しいかは分かりませんが、まさに今、その気持ちを実感しています。賑やかだった部屋が静まり返ると、奥さんと娘の存在の大きさを改めて感じずにはいられません。生後まだ1ヶ月半の小さな娘の成長を毎日間近で見守れることの尊さを改めて噛み締めています。もっと一日一日を大切にしよう。そして、自分に何ができるだろうと深く考える時間が娘が生まれてから増えました。

明日の朝、目覚めてもきっと娘の可愛い寝息や小さな手足がバタバタする音は聞こえないでしょう。でも、寂しさや後ろ向きな気持ちばかりにとらわれていてはいけないと思いました。この二週間、私はこの家で試験勉強、家事、掃除など、やるべきことをしっかりとこなし二人が笑顔で戻ってこられるよう、精一杯準備をしよう。

今回のブログでは奥さんと娘が実家に帰省することについてお話をさせていただきました。

今晩は、明日やるべきことのリストを具体的にまとめて、前向きな気持ちで眠りにつきたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

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