【妊活8】奥さんとの二人三脚:2度目の採卵への道のり

【妊活8】2度目の採卵:そして顕微授精という選択 不妊治療

今回は現在保管している胚がないため、卵から治療を再スタートすることになったこと

についてお話ししたいと思います。

ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

2度目の採卵への道のり

私たち夫婦は再び不妊治療の採卵周期に入りました。凍結していた胚がなくなったため、また一からのスタートです。

2024年7月26日

奥さんは生理3日目に診察を受け、子宮頸がん検査も勧められていました。今回の治療では、奥さんは飲み薬のクロミッドを5日間服用し、それに加えて自己注射も行うことになりました。自己注射は、採れる卵子の数を増やすためだと聞いています。奥さんの身体への負担は心配でしたが、二人で決めた選択でした。採卵で採れた卵子を、どこまで培養してから凍結するか、奥さんは悩んでいました。

胚盤胞まで育てるか、初期胚の段階で凍結するか。次回の診察で、この治療がAMHにどう影響するのか、そしてより質の良い卵子が採れる確率が上がるのかどうか、改めて先生に詳しく聞いてみるそうです。治療の進捗と、見えてきた卵胞たち。不妊治療には、保険適用で受けられる回数が決まっています。

採卵は回数制限がないそうですが、移植は全6回のうち、すでに2回実施済み。残り4回と聞き、私たちはプレッシャーを感じずにはいられません。

2024年7月31日

診察では、奥さんの卵巣に右が9ミリと10ミリ、左が8ミリの卵胞が合計3個確認できました。まだ少し小さいらしく、自己注射で様子を見ることに。奥さんの内服薬が終わり、いよいよ自己注射が始まりました。7月31日と8月2日の計2回実施。

2024年8月4日

採卵前夜、そして再び病院へ。先生から奥さんのE2(卵胞を大きくするホルモン)の数値が、目標の1500〜2000に届いていないと説明がありました。その時の数値は1031。追加で自己注射をして、明後日に再度血液検査をすることに。左の卵巣には、11ミリ、14ミリ、17ミリと、採卵に「リーチがかかっている」卵胞が3個見つかったそうです。目標は18ミリ以上。先生からは、3〜4個採卵できたら良いね、という話もありました。

先生は、患者さん一人ひとりの年齢やFSHなどを考慮して、薬の量を調整しているそうです。私たちが通っているクリニックでは、高刺激の治療はほとんど行っておらず、クロミフェン周期か完全自然周期が主流だと聞きました。

2024年8月5日

奥さんは血液検査と超音波エコーを受け、夜には点鼻薬を使用。

2024年8月7日

ついに2度目の採卵当日を迎えました。今回、私は奥さんと一緒に病院へ向かいました。前回の採卵では、精子を自宅で採取して病院に持ち込みました。それが今回、私の心に小さな後悔の種を蒔いていたんです。もし、あの時、私が病院で直接採精していたら、何か結果は違っていたんだろうか。そんな思いが頭をよぎることがありました。少しでも可能性を上げたい。そう強く願い今回は仕事を休み、病院で精子を採取することに決めました。

午前9時に血圧測定を済ませ、奥さんは培養室前のベッドで待機。私は9時50分に採精室前で待機し、10時には採精を終えました。その間、奥さんは10時15分に採卵スタート。採卵が終わってから、奥さんが「前回より痛みが強かった」と漏らしたのを聞いて、胸が締め付けられるようでした。奥さんがどれだけの痛みと不安を抱えているのか、私はただ見守ることしかできません。

10時20分に採卵が終わり、10時36分にガーゼを抜いたそうです。その時間も、私にとってはひたすら長く感じられました。

11時、培養士の方から説明がありました。奥さんの右の卵巣からは4つの卵胞が確認され、そのうち3つが成熟卵だったとのこと。ここまでは順調だと、わずかに安堵の息を漏らしました。しかし、その後に続く言葉に、私の心は凍りつきました。採れた成熟卵のうち、1つは空胞だったそうです。

そして、培養士の口から「精子の結果があまり良くなかった」と告げられた瞬間、私は頭を殴られたような衝撃を受けました。まさか、自分の精子の状態がまた悪いなんて。精子の運動率が、平均の半分程度だと言われ、本当にがっかりしました。前回もあまり良くなかったのですが、今回も同じ結果だと知り、自分の不甲斐なさを痛感しました。目の前が真っ暗になるような感覚です。奥さんに申し訳ない。そんな思いが、津波のように押し寄せてきました。私がもっと健康に気をつけていれば?もっと早く検査を受けていれば?色々な後悔が、一気に押し寄せてきます。

培養士さんは続けて、精子の状態が良くないため、顕微授精を勧めると言いました。そして、顕微授精の中でも、精子を拡大して選別するIMSIという方法も提案され、適用するかどうかの確認がありました。顕微授精、IMSI…。初めて聞く言葉ではありませんでしたが、まさか自分たちがその選択を迫られるとは。奥さんには、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

最後に医師から、顕微授精とIMSIの適用、そして胚盤胞まで培養してからの凍結で良いかの最終確認がありました。奥さんにはピルの処方も予定されていましたが、秋田に帰省するため飛行機に乗る予定があったので、今回は処方なしとなりました。

今回も、採れた卵子と精子の状態によって、新たな選択肢が提示されました。私の精子の状態が悪かったことで、奥さんに余計な心配と負担をかけてしまった。その事実が、私の中で大きな影を落としています。それでも、奥さんが諦めない限り、私も決して諦めません。奥さんを支えながら、これからも二人で、この治療を乗り越えていこうと思います。

医療費の詳細

下記が7月、8月の採卵のため通院した医療費明細です。

合計5回通院しました。かかった医療費は、合計で51,530円

日時受診者受診内容・検査結果検査項目・備考通院料(薬代込み)
2024年7月26日血液検査2,990円
2024年7月31日血液検査、超音波エコー11,720円
2024年8月4日血液検査、超音波エコー10,640円
2024年8月5日血液検査、超音波エコー5,320円
2024年8月7日妻・夫採卵20,860円

まとめ

今回のブログでは卵から治療を再スタートすることについてをお話をさせていただきました。

次回のブログでは、移植ついてお話しできればと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

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